ほちこ日記

12歳を目前にして最愛の娘ほちこは亡くなりました。

この人は誰なんだろう

3年間暮らした街を離れる、その最後となる空港で妻に隠れてメールしている夫に気づいて、

この人は一体だれなんだろうと思った。

わたしの知っているあの頃の夫ではない。

あなた、だれですか?


家では携帯の電源はいつもオフにして持ち歩く姿を見たことがない。


そこまでして一緒にいなくても、別れてあげると言ってるんだから好きにしたら良いのに。

せっかくチャンスをあげてるのにね。

引越しが近づく

とうとう荷出しまであと2日となった。

転出届をしに役所へ、転入届はマイナンバーカードを提示したらペーパレスになるように段取りをしてくれた。

何だかんだと便利なのか?マイナンバー…

あっ、向こうで印鑑登録を忘れないようにしないと。


明日はエアコンの取り外し、最後の荷造りをして当日を待つ。


手がガサガサ、段ボールで手首切るし、疲れてると色々やらかす。


ほちこを連れて行く。

壺のなかに緩衝材となる紙をたくさんつめて動かないようにした。

いつも転勤のたびに、私を忘れないで連れて行ってよ!と手荷物のうえで丸くなってた。

その姿はもう見られないけど、思い出すよ。

つらくて涙が出てくる。

でもいつもと同じように一緒に移行ね。

ほちこ、いつまでもいつまでも愛してる。

ほちこのかおり




ふわふわのほちこの毛並みを思い出すと、柔らかくて癒やされるほちこの香りも鼻腔によみがえる。



ほーちゃん

ほーちゃん